Anker Primeシリーズより最新のモバイルバッテリーが登場したのレビューする。先に言っておくがこれは私のこれまでの人生で最高のモバイルバッテリーである。
数日使ってみての総評はこちら。
- モバイルバッテリー・充電プラグが一体化した2 in 1充電器
- 9600mAhの大容量(iPhone約2回分)
- 急速充電時モバイルバッテリー時共に最大出力65W
- ディスプレイでバッテリー残量や寿命を確認できる
- 本体がスリムで壁面のコンセントに挿しても安定する
- 特になし
この商品をオススメしたいのはこんな人だ。
- スマホ2回分の容量で安心したい人
- 荷物をシンプル化したい人
- pcやタブレットなど高出力なデバイスを持ち歩く人
概要
スペック
項目 | Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion) |
---|---|
サイズ | 約115 x 44 x 42mm |
重さ | 約308g |
入力 | AC入力:100V-240V~, 50-60Hz, 2.0A USB-C入力:5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓1.5A / 15V⎓2A / 20V⎓1.5A |
出力(急速充電器時) | ・5V⎓3A / 9V⎓3A / 12V⎓3A / 15V⎓3A / 20V⎓3.25A (65W Max) ・65W Max (USB-C 1:45W、USB-C 2:20W) |
バッテリー容量 | 9600mAh |
パッケージ内容 | USB-C & USB-C ケーブル (0.9m) 、ストラップ、取扱説明書、24ヶ月保証 + 6ヶ月 (Ankerで会員登録後) 、カスタマーサポート |
カラー | ブラック |
価格 | ¥14,990(税込) |
開封・外観
まずは開封していこう。
本体はこちら。細かく見ていこう。
まず本体の質感だが、ディプレイ面が艶のあるブラックで、側面は1周ガンメタルで金属感のある仕上げになっている。見た目からは非常に高級感が感じられる。
プラグ部分は折りたたまれており、使用時にのみ取り出す仕様だ。
実際にコンセントに差し込んでみるとこんな感じ。本体が縦長なので左右のコンセントに干渉することはなさそうだ。
C端子はプラグから側面についている。片方にPCのマークが描かれているのでそちらが高出力の端子となっている。
比較対象となる類似商品として 「Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W)」が挙げられるのでサイズ感を比較してみた。
壁のコンセントに刺した状態で比較するとこのような感じ。壁からの飛び出し幅は大きく減っている。
iPhoneと比較しても小型のサイズ感なのでポケットに収納して持ち運ぶこともできる。
重量は以下のようになっている。重いことには変わりないが前作よりは多少軽くなっている。
- Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion):308g
- Anker 733 Power Bank (GaNPrime PowerCore 65W):320g(計測時は317g)
Anker 733 Power Bankも素晴らしい製品なので是非こちらの記事も読んでみてほしい。
Anker Prime Power Bank (9600mAh, 65W, Fusion)のレビュー
急速充電器&モバイルバッテリーの 2 in 1 充電器
この商品の最大の特徴であり強みでもあるのが、「モバイルバッテリー」「急速充電器」が一体となっている点だ。
これ一つ持っていればモバイルバッテリーと急速充電器を別で持ち歩く必要がないので荷物の個数と重さを減らせる。
いつでも合計最大65Wの高出力
急速充電器時・モバイルバッテリー時どちらにおいても最大65Wの高出力で使用することができるのも本製品の大きな特徴だ。
これまでのプラグ付きモバイルバッテリーはモバイルバッテリー時に出力が半分程度まで下がってしまうものが多かった。本製品はその弱点を克服していつどんな時でも65Wでデバイスを充電することができる。
2つあるポートは同時利用するとそれぞれ出力の上限があるのでより強い出力が必要な方をC1に繋ぐことを覚えておきたい。
65W必要なデバイスを使っていなくとも、スマホとタブレットを同時に最高速度で充電できるためいろんな人にニーズのある性能なのではないだろうか。
比較対象となるAnker 733 Power Bankはモバイルバッテリー時に30Wまで出力が下がるので複数台のデバイスの充電は難しかった。今作ではモバイルバッテリー時に65W出力できるのはとても便利。
スマホ充電約2回分の9600mAh
9600mAhの大容量なのでiPhone15をおよそ2回フル充電できる。個人的には9600mAhあれば不足を感じず安心してスマホをたくさん使えるのでありがたい。
パススルー充電対応
端末を優先的に充電できるパススルー充電機能が搭載されている。これがないとモバイルバッテリーを満充電にしてから端末の充電を開始するため、充電したいデバイスの充電開始がかなり遅くなってしまう。
- 有り:接続した端末とモバイルバッテリーを同時に充電
- 無し:モバイルバッテリーを充電 → 接続した端末が充電
「スマホを充電したいのに先にモバイルバッテリーが充電されてしまう・・・」という悩みとはおさらばだ。
バッテリーの残量と寿命を正確に教えてくれるディスプレイ
バッテリーの残量を1%刻みでモニターに表示してくれる。文字サイズが大きく明るさもあるのでかなり見やすい。残量を正確に把握できることで、「思ったより足りなかった」という事態を回避できるだろう。
また出力状況も表示されるので端末をどちらの端子に接続すべきかを考えるのに便利だ。
加えてモニター切り替えボタンを押すとバッテリーの性能や寿命を表示することができる。買い替えタイミングの検討に役立つだろう。
バッテリー本体をケーブルでも充電可能
これまでのプラグ一体型モバイルバッテリーとの地味な差異として、バッテリー本体をケーブルでも充電できる点が挙げられる。プラグ部分が落下で壊れても最悪ケーブルでモバイルバッテリーとして使い続けることができる。この便利さを活用する日が来ないことを切に願っている。
壁から落ちにくいサイズ設計
個人的には大きな改善を感じられるポイントだ。壁面からの長さが短くなったことで重心が壁に近づき、グラついたり壁から落ちたりするリスクが大幅に軽減されている。地味にストレスを感じる部分だったのでありがたい。
まとめ|完成された人生最高のモバイルバッテリー
レビューは以上で、まとめると評価はこのような感じになる。
- モバイルバッテリー・充電プラグが一体化した2 in 1充電器
- 9600mAhの大容量(iPhone約2回分)
- 急速充電時モバイルバッテリー時共に最大出力65W
- ディスプレイでバッテリー残量や寿命を確認できる
- 本体がスリムで壁面のコンセントに挿しても安定する
- 特になし
発表された時から最高のモバイルバッテリーになると確証していたが手に取ってみるとやはり高いクオリティで想像通りの素晴らしい一品となっていた。欠点らしい欠点も特に見当たらないので購入して後悔することはないだろう。
そしてこの商品はこんな人にオススメだ。
- スマホ2回分の容量で安心したい人
- 荷物をシンプル化したい人
- 充電器やケーブルの忘れ物をしやすい人
以上参考になれば幸いだ。
比較対象となる商品のレビューも過去に書いてきているのでぜひ読んでみて欲しい。
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