【長期使用レビュー】Youtube撮影用に「 GoPro HERO10 Black 」を購入した正直な感想【慣れが大事】

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Youtube撮影のために「 GoPro HERO10 Black 」を購入したので正直な感想を書きたいと思う。これまで筆者がYoutube撮影に使用していた「iPhone12Pro」との比較もしているので併せて参考になれば嬉しい。これから購入を検討している方にぜひ読んでもらいたい記事です。

目次

「 GoPro HERO10 Black 」を購入。

Youtube撮影を快適にするために「 GoPro HERO10 Black 」を購入。

GoPro 公式サイトで「 GoPro HERO10 Black 」を購入した。

同時にサブスクリプションの加入も行ったので、約6万円で購入できた。家電量販店だとすぐ入手できる代わりに値段がかなり上乗せされているので、公式サイトでの購入を強くオススメする。

注文してから大体2週間ぐらいで届いた。念願のGoPro!

箱はこんな感じだ。全方向からのアングルを載せておく。

期待を胸に開封。

色々付属品が付いてくるセットで購入したので何やら色々入っている。最初からハードケースに入っているのは結構ありがたいかもしれない。でも正直Shorty(右下の棒状のもの)とスペアのバッテリーパックしか使っていない。

「 GoPro HERO10 Black 」の第一印象。

所有欲を満たしてくれる本体の質感。

質感がいい感じ。外側はプラスチック製だが安っぽさは感じないし無骨さもない。デザインとしてかなり好きだ。手触りはザラザラしていて手から滑り落ちる心配は全くない。あと地味だが本体に書かれている文字がHero10から青色になったのもちょっと嬉しい。青色が好き。

小さい!軽い!高画質!

本物を手に持ってみて改めて思うのがGoProは本当に小さくて軽い。みかんと同じ大きさで、重さがたったの153gだ。

GoProはHero8からHero9にかけてバッテリーの強化のために本体サイズが一回り大きくなっているのだが、個人的にはいいアップデートだと思った。Hero10(Hero9)でも十分すぎるぐらいに小型だし、後述するがバッテリーが致命的に持たないのでこの面の強化は歴代のGoProユーザーにとってもありがたかったはず。

あとこの小ささと軽さで5Kの映像まで撮影できるんだからすごい。もちろん4k60fpsも余裕だし、筆者がyoutube撮影で使用する1080p60fps(フルHD)なんて朝飯前だ。

小さい、軽い、高画質。これがGoProの最高の価値である。

「 GoPro HERO10 Black 」は操作感もなかなかいい。

Hero10になってチップが第二世代に進化した関係で操作性がかなり良くなったらしい。過去の製品との比較はできないが確かに操作性は良かった。ストレスを感じることはなさそうだ。

あとHero9から導入されたカメラ側のディスプレイの存在がとてもありがたい。セルフィーを撮るときに常に映像を確認しながら撮影できるのは便利そうだ。

「 GoPro HERO10 Black 」のメリット5つ。

ここからは実際に筆者が数ヶ月「 GoPro HERO10 Black 」を使用して実際に感じたメリット・デメリットを書いていく。正直デメリットが致命的すぎて売却を何度も検討したが現在も使い続けている。これから購入を検討している方はぜひこちらを参考にしてみてほしい。

サイズと重量。

何と言ってもこれ。「小さい」「軽い」これが「GoPro HERO10 Black」の最大の特徴であり最高の価値でもある。カバンに入れててももちろん邪魔にならないし。手に持っていても全然疲れない。デニムのポケットに入れても大丈夫。

先述したがサイズは71.8mm(横) × 50.8mm(縦) × 33.6mm(奥行き)でみかんと同じくらいだし、重量はたったの153gだ。参考までに書いておくがiPhone12Proは187gだ。この34gの差でも使用時間が長くなるほどにじわじわと響いてくるものだ。

防水・防塵・頑丈

GoProシリーズはいわゆる「アクションカメラ」だ。つまり激しいアクションを撮影するためのカメラなんだ。それ故に本体は頑丈に作られている。もちろん防水防塵だ。筆者は旅行の動画撮影用に購入したので激しいアクションを撮る予定はないが、不意に落としてしまったり雨などで水濡れに遭ってしまったりすることを考えると、この辺りの性能は地味にありがたい。

頑丈というだけで取り回しのストレスが減る。iPhoneは絶対落としたくないしね。

最強の手ぶれ補正。

これがすごい。正直侮っていた。

「GoPro HERO10 Black」を手に入れるまでは、iPhone12Pro + DJI OSMO MOBILE 3(ジンバル)で撮影をしていた。元々スマホ界では特に手ぶれに強いiPhoneだが、それに加えてスマホ用のジンバルを導入することで最強の安定性を手に入れたと思っていた。

“思っていた”

つまり「GoPro HERO10 Black」の手ぶれ補正はiPhone12Pro + DJI OSMO MOBILE 3(ジンバル)を凌ぐ強力さなのだ。異次元。

動画で比較してみよう。

■ GoPro HERO10 Black
■ iPhone12Pro

やはり「GoPro HERO10 Black」の方が動画の揺れが若干小さい。最強の手ぶれ補正といっても過言ではないだろう。もちろんiPhone12Proの手ぶれ補正も素晴らしい、十分すぎるくらいの効き目だ。どちらかが劣っているとは言えないくらい両者とも高性能だ。

超絶広い画角。

GoProはとにかく画角が広い。だから大事な場面を撮りこぼしにくい。体感だけど「GoPro HERO10 Black」の「広角」がiPhone12Proの「超広角」と同じくらいの画角だ。とてもダイナミックな映像や写真を撮ることができる。

比較画像がなくて申し訳ないが、参考までに是非見てほしい。新宿のビル群を「GoPro HERO10 Black」の画角で撮影すると、こんなにもダイナミックな写真が撮れる。

「 GoPro HERO10 Black 」は起動から撮影開始までが速い。

GoProHero10は起動時間が速い。だから大事な瞬間を撮りこぼしにくい。起動時間で言うと、録画ボタンを一回押してから約3秒後には録画を開始している。かなり速い。これはカメラに特化したデバイスだからこそできることだ。

iPhoneだと「スリープ解除→カメラ起動→動画に切り替え→録画ボタンを押す」のように録画を開始するまでに工程が複数ある。別に大変ではないが、GoProの手軽さを知ってしまうと戻れない。

起動時間を比較すると下記のようになる。1.5秒も差が開いた、加えて撮影開始までの手数も考えるとやはり「GoPro HERO10 Black」に軍配があがる。

  • GoPro HERO10 Blasc:3.14秒(録画ボタンを押すだけで即開始)
  • iPhone12Pro:4.67秒

「 GoPro HERO10 Black 」のデメリット5つ。

ここからは「GoPro HERO10 Black」のデメリットについて書いていく。タイトルにもある通りGoProは本当に欠点だらけだ。正直言うと第一印象は最悪だった。「なんだこのゴミカメラは!」と憤慨した。それに至った経緯を書き連ねていくので購入を検討している方は過度にガッカリしないためにもしっかりデメリットを把握した上で購入してほしい。

・バッテリーが全然もたない。

噂には聞いていたが、本当にバッテリーが全然もたない。満充電のバッテリーパック1個で1080p60fpsの動画を1時間強しか撮れない。

基本的な運用方法としては、バッテリーパックを複数持ち歩き、充電が切れるごとにバッテリーを入れ替える事になる。逆にいえばバッテリーパックさえ持っていれば長時間撮影できるということだ。筆者の場合は常に1個スペアバッテリーを持ち歩いていて今のところなんとか運用できているが、そのうち追加でもう1個購入しようと思っている。

Hero9からバッテリーパックのサイズを大きくして連続動作時間が伸びているが、それにしても短すぎる。連続3時間駆動してくれたら最高なのになあ、と思う。

あとバッテリーパックの充電方法はGoProに差し込んで下部のUSB-C端子からケーブルで充電する、もしくは専用のバッテリー充電器などを購入してそこから充電する2パターンがある。筆者は今のところ1個1個GoProに入れ込んでケーブルで充電している。

余談だが外出時にどうしてもバッテリーが尽きたときに筆者は「Anker PoweCore Fusion 10000」を使用している。

暗所には弱い。

GoProは暗所での撮影に弱い。明るくてダイナミックな写真を得意とする一方で夜間の撮影には全く向いていない。まずは写真での比較だ。

比較対象は暗所もバッチリ強いiPhone12Proだ。正直敵が悪い感は否めないが比較していこう。パッと見ただけでわかるのは明るさの違いだ。「GoPro HERO10 Black」の写真は明暗がかなりはっきりしている。明るい場所は一層明るく、暗い場所はより暗く、といった感じでよく言えばドラマチックな仕上がりになっている。

一方iPhone12Proは明暗の対比をしっかり残しつつも潰れの少ない視認性の高い写真を撮ってくれる。正直こっちの方がいい。

夜景での撮影行った。

iPhone12Proの方が抜群に綺麗な写真を撮ることができる。全く勝負になっていない。デジタル加工の力もあるが、ノイズが少ない綺麗な写真に仕上がっている。iPhone12Proは夜景に強い。

次は動画での比較だ。

■ GoPro HERO10 Black
■ iPhone12Pro(広角)

動画となると「GoPro HERO10 Black」もかなり健闘する。iPhone12Proは全体的に明るくやはり万人受けする動画を撮れるが、GoProはコントラストが効いた映像になる。好みが分かれるといったところだ。

iPhone12Proの超広角カメラでも比較してみる。

■ GoPro HERO10 Black
■ iPhone12Pro(超広角)

超広角カメラとなるとGoProHero10に軍配があがる。iPhoneのカメラが夜景に強いのは広角カメラか望遠カメラを使用したときのみに限る。画角の広い動画を撮りたい場合は昼夜問わずに「GoPro HERO10 Black」を選ぶと良さそう。写真の場合はiPhone12Proが圧勝。

本体がすぐ高温になる。

撮影しているとすぐに本体がアツアツになる。これは防水性を高める過程で空気の逃げ道を無くした結果だから仕方ないといえば仕方ない。

まだ筆者は体験したことないが、熱暴走で動画を撮りこぼしてしまうことがこれまでのGoProシリーズでは多々起きていたらしい。Hero10になってマシにはなってきているらしいが事例がないわけではない。日差しの強い日中や夏場の使用は特に気をつけたい。

明るいところで真価を発揮するGoProの本体が日の光と高温な環境に弱いのは少々厄介なところだ。

Wifiを経由したスマホへの転送が遅すぎて使い物にならない。(クラウドへにアップロードはそこそこ早い)

まじで使えない。ここ最近仕事やプライベートでも「データ転送」においてストレスを感じたことがなかったので、完全に油断していた。遅すぎて全然使い物にならない。

ただGoProからクラウドへのアップロードはなぜか割と早い。ニュアンスで恐縮だが下記を参考にしてほしい。

  • GoPro HERO10 Black → アプリ・スマホ本体(無線) →遅すぎて使えない
  • GoPro HERO10 Black → クラウド(無線) →割と速い
  • GoPro HERO10 Black → PC(有線 or SDカード) →速い
  • クラウド → アプリ・スマホ本体(無線) →なぜか速い

筆者は、GoProからのデータをスマホやPCに取り込むとき一度クラウドにアップロードしてそれからスマホに取り込んでいる。スマホに取り込んだデータはiCloudを経由してPC(MacBook Air)に転送している。これが無線でのデータ取り込みだとおそらく最速なのだが、この方法はWiFi環境が必要なので、この方法は自宅やホテルなどでしか行えない。

出先でデータを取り込みたい場合は、SDカードやUSBケーブルを使用してPCに取り込むのがベストだと思う。GoProからアプリ・スマホ本体への直接の転送はまじで遅すぎて使えない。

正規の付属品ですら装着が高難易度。

「GoPro HERO10 Black」と同時にShortyという付属品も購入した。これ一本で下記のように三役をこなすことができる。結構便利なアイテムだ。

  • ミニ三脚
  • 延長ポール
  • 自撮り棒

だが、これの取り付け取り外しがまあ厄介だ。めちゃめんどくさい。特にネジを止めるのが全然うまくいかない。少しでもはめ込みがずれているとネジが通らない。軽々しく着脱はできない。

筆者は基本このShortyを装着せず本体のみポケットに入れて持ち歩いている。着脱がめんどくさすぎて使わなくなった。

とはいえ繰り返しにはなるがこのShortyは結構便利。ポケットにしまい込むことにこだわりがない人はつけっぱなしでもいいと思う。

結論「突出した強みと多くの欠落、慣れが大事。」

ある程度自分を「 GoPro HERO10 Black 」に合わせる必要がある。

正直なところHero”10″までリリースされていて、ここまで欠点があるとは思わなかった。事前に調べてなんとなく覚悟はしていたがそれでもびっくりした。

いろんなYoutuberがGoProを撮影カメラとして使用しているから「とはいえ便利なんでしょ?」くらいに思ってたのがよくなかった。

とにかくバッテリーの寿命が短いことと熱処理が弱いことが致命的だ。長時間撮影が全くできない。あとスマホへのデータ転送はなんでそんなに遅いの。などなど改善の余地があるように感じた。

購入した瞬間から絶望して何回も何回も売却を検討したが、結局売らずに今日まで使ってきている。なぜなら

GoProシリーズにしかない突き抜けた価値がある。

からだ。

ここまでかなり批判的な書き方をしてきたが、GoProには確かな価値がある。それが「ポケットに入るほどの超小型軽量デバイスなのに最強の画質と手ぶれ補正と頑丈さを備えている」というところだ。

特定のパラメーターが突き抜けていることで確かな価値を感じれている。例えるならキャラクターをLv80まで育てて、ステータスを全部攻撃に振った感じ、HPが初期値のままだ。

誰にも負けない一つのパラメータがあることで人々はGoProを買わざるを得ないし、これからも買い続ける事になる。筆者ももれなく突き抜けたGoProの個性に愛着を感じているしこれからも使っていきたいと思っている。

「GoPro HERO10 Black」はなんだかんだ言って素晴らしい商品なのだ。それが言いたかった。そして購入は家電量販店ではなくGoPro公式サイトの利用をオススメする。圧倒的に安い。

これから購入を検討している方の参考になれば幸いだ。それでは。

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