賃貸で6畳一間の一人暮らしでも食洗機は導入すべきだと考えている。今回は筆者が一人暮らしの部屋に食洗機を導入した経緯と実際の使用感やメリット・デメリットを紹介する。
Panasonicの「NP-TCR4」を購入
経緯
筆者が購入を検討し始めたのはロボット掃除機を導入した時だ。現代の三大時短家電は「ドラム式洗濯機」「食洗機」「ロボット掃除機」と言われている。その一つのロボット掃除機があまりにも良かったために他の2つも気になったという経緯だ。
そして時は入社1年目の12月、勤務先で初めてのボーナスが支給された。ロボット掃除機に味をしめた筆者はこのボーナスを生活改善に全額投資しようと決めていた。そして比較的手の出しやすい食洗機を買うことにした。
どうやらパナソニックが良いらしい。
食洗機を買うと決めて早速いろんなブログや動画で調査をした。その結果どうやらパナソニックの食洗機が機能コスパ共に良さそうという結論にたどり着いた。ただ正直なところとりあえずパナソニック買っておけば安心かなぐらいの安易な考えもあった。
パナソニックの食洗機の中で一人暮らし向けの型は2つある。それが「NP-TCM4」「NP-TCR4」だ。違いは「NP-TCR4」に「バイオパワー除菌機能」「低温ソフトコース」「自動節電機能」が搭載されていることだ。正直どちらでもよかったのだが「NP-TCR4」を購入することにした。
楽天市場にて44,000円で購入。
購入は楽天市場で済ませた。楽天経済圏を活用しているので大量のポイントの還元を受けることができるからだ。また、食洗機は水を水栓から供給する必要があるので、分岐水栓の購入が別途必要である。こちらも合わせて購入した。11,000円もした…。購入から二日後に自宅に届いた。サイズは確認していたが、実物はやはりでかい。
設置
設置場所は冷蔵庫に置いてある電子レンジの上に置くことにした。スペースはあるので理論上置くことはできるが、こんな場所に水を使う家電を置いて良いのかという疑問はある。とりあえず置いてみる。
Panasonicの「NP-TCR4」使用感
思いのほか良い
実際に使用してみて半年が経過しているが、かなり良い。ロボット掃除機ほどのコスパの良さは感じないが(本体価格が高いため)導入する前の生活にはもう戻れない。食器と洗剤を入れてスイッチを押すだけで食器が綺麗になる。1~2人暮らし用の型を購入しているため、容量はそこまで多くない。それでも「コップ×2、箸×2、小スプーン×2、中皿×2、茶碗×2、小皿×2」これくらいは一度に洗うことができる。
洗浄や乾燥のモードをいくつか選べるようになっているが、とりあえず洗浄と乾燥の両方をやってくれるコースにしておけば問題ない。ちなみに洗剤は「キュキュット ウルトラクリーン 食器用洗剤」を使用している。1プッシュで1回分の量が出るので非常に楽。ジェルボールみたいな投げ入れるだけの商品もあったがちょっと値段が高い。
半年使ってメリットデメリットが明確になったので紹介する。
Panasonicの「NP-TCR4」メリット4つ
時短効果
期待通りの時短効果がある。具体的には「食器を洗う時間」「手を洗う時間」「シンクを軽く掃除する時間」が削減される。筆者はほぼ料理をしないが、それでも1日あたり15分は時短できている。月換算では7.5時間。時給1000円で考えたとしても半年で元は取れる。これだけで買わない手はないと思う。
シンクと食器を清潔に保てる
食洗機は温水で食器の汚れをしっかり洗い流してくれる上に温風で乾燥もしてくれる。これによってスポンジでさっと手洗いするよりも清潔に保つことができる。食べ物を置いたり口に運んだりする食器を清潔に保った方がいいというのは明らかだ。
あと、シンクに食器が溜まることがなくなった。以前までは、食器が溜まってからまとめて洗っていたが、今はスイッチ一つで乾燥までやってくれるのでシンクに食器を溜めることはほぼない。食器自体も温水洗浄と乾燥によって清潔に保ちつつ、シンク自体にも物を置かなくなるので空間的にも清潔さを保つことができる。衛生効果もばつぐんだ。
手が荒れない
乾燥肌の人にとって冬場の食器洗いは地獄と言える。食洗機の導入で食器洗いから解放されることによって手が荒れる原因を一つなくすことができる。
気兼ねなくコップや箸が使える
箸やコップを使う時、頭の片隅に食器洗いのことがよぎる人は多いと思う。「後で洗うのめんどくさいなー」と考えてしまう。食洗機を導入するとこういった雑念が実はストレスになっていたことに気づく。洗い物のことを考えずにコップや箸が使い放題になる感覚は実家に住んでた時を思い出す、素晴らしい。
Panasonicの「NP-TCR4」デメリット4つ
一人暮らしだと置き場所に困る
一人暮らし用の型とはいえ本体サイズはかなり大きい。置き場所には少し困ると思う。筆者もあまり使ってなかったトースターと炊飯器を捨てて場所を作り出した。商品の公式HPで設置方法についてはいくつか提案されているので自宅でできそうな方法を探してみて欲しい。
きちんと測ってスッキリ設置!食洗機置き場のつくり方(公式HP):https://panasonic.jp/dish/installation.html
工具必須で設置が大変
・モンキーレンチ
・モーターレンチ
設置には別途工具の購入が必要になる。必要なものは上記の2点だ。それぞれ必要なサイズがあるので、間違って小さなものを買わないように注意しよう。筆者はサイズを間違えて小さいモンキーレンチを余計に買ってしまった。
上記の工具を使って水栓を外して、さらに別途購入した分岐水栓を取り付ける。取り付け方法は分岐水栓の説明書や食洗機のホームページで確認できる。取り付け自体はそこまで難しいわけではないが、工具を使用するので作業には気をつけたほうがいい。
下記のリンクからは設置用の正しいサイズの工具が購入できるので確認してみてほしい。
別途購入必須の分岐水栓がめちゃ高い
食洗機に水を供給するためには既存の水栓に分岐水栓を取り付ける必要がある。この分岐水栓は自宅の水栓によって必要な型が異なるため、別途購入が必要なのだが、これがまあ高い。びっくりした。筆者の自宅に食洗機を取り付けるための分岐水栓は「CB-SEF8」という型だった。楽天市場で調べるとこれが11,000円もする。高すぎだーーーーーーー!
4万円強で食洗機が導入できると思いきや、分岐水栓や工具の購入も含めると5万円を超える。筆者が購入した分岐水栓はこちら、家庭によって取り付けられる水栓の方が違うのでご注意を。
動作音が大きめ
動作音は結構大きい。扉一枚越しでもしっかり聞こえる。いつも寝る前にスイッチを押してるので、動作音を聴きながら寝ている。食洗機は賃貸一人暮らしの男の家にこそ導入するべきだ。多くの人はそんなに食器を使わないから要らないと思っていることだろう。しかし実際は毎日コップを使ってそれがシンクに溜まっていくのはストレスになっているし、箸を使うときに後から洗うことを想像して少し躊躇しているはずだ。
まとめ
食洗機は初期導入コストが総額約5.5万円(分岐水栓と工具込み)とやや高いためロボット掃除機を比べると手を出しにくいが、一度購入すれば半永久的に時短効果とストレス削減効果を享受できる。半年使用してかなりお勧めできる商品だという結論に至ったので、気になった方は是非導入を検討してみて欲しい。
ただ筆者的にはまずはロボット掃除機の導入が低コストかつコスパも良いのでオススメしたい。よかったらこちらの記事を参考にして欲しい。この記事が参考になれば嬉しい。
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