アウトドアブランド「 ARC’TERYX 」の傑作バックパックといえば「 ARRO22 」だ。頑丈で防水性が高く見た目もかっこいいという非常にクオリティの高い製品のため街中で見かけることも多いアイテムだ。また2015年あたりに大流行したバックパックでもあるため、「今さら買ってもいいのかな?」という不安を持っている人もいるはずだ。
今回は筆者が2022年に「 ARRO22 」を選んだ理由と使用感、実際に使用して気づいたメリット・デメリットを紹介する。
「 ARRO22 」を選んだ経緯
肩こりがひどい
筆者は毎日PCを持ち運ぶためリュックを常用している。以前使っていたのが「Manhattan Portage」の「 Silvercup Backpack」だ。頑丈で防水性能も高く大容量なリュックでかなり気に入ってたのだが、ショルダーベルトが薄めの作りなため荷物が重くなると肩の負担がかなりキツかった。あと見た目がカジュアルすぎるので社会人で20代後半に差し掛かる筆者にとってはちょっと使いづらくなってきていた。
「Silvercup Backpack」自体はオススメできるアイテムなので興味がある方は是非下記のリンクから商品ページへ飛んでみてほしい。
リュックは雨に濡れやすい
雨の日に傘をさして家に帰るとリュックがびちゃびちゃになっているという体験は誰しも一度は経験したことがあると思う。筆者もその一人だ。そしてリュックは洗濯できないので濡れたまま放置して自然乾燥させると湿っぽい匂いが残ってしまう。傘をさしていても背中に背負うリュックはどうしても意識が向かずいつの間にか濡れていたり汚れたりする。そのためリュックには高い防水性能が必須だと筆者は考えている。
ちなみに「Silvercup Backpack」は内側のメインポケットはCOLDURA生地を使用しており防水仕様になっているのだが、外ポケットが非防水なので雨の日はしっかりびしょ濡れになってしまう。
「 ARC’TERYX TOKYO GINZA 」にて「 ARRO22 」の実物を見て一目惚れ
ショルダーベルトがしっかりしていて防水性能が高いリュックを探すため、アウトドアブランドを重点的に研究した。都内の石井スポーツや各ブランドの旗艦店を巡っていく中で、ARC’TERYXの「 ARRO22 」に出会った。
「なんだこれかっこいい!!!」と一目惚れしてしまった。そして試着してみると身体へのフィット感が非常に良くショルダーベルトもふかふかで、さらに防水性能も高いという機能性も抜群のアイテムだった。最強。
定番アイテムであることは気にしない(良いものは良い)
ARC’TERYXの「 ARRO22 」は約20年間愛されてきたブランドのシンボル的な商品だ。モデルチェンジも2019年に一回しただけでそのデザインはほとんど変わることなく現在に至る。長く変わらず売られ続けているということはそれだけ品質が良く、ユーザー満足度の高い商品だということだ。
「みんな持っているから避けたい」という考えで最善の手段を逃してしまうようでは全く意味がない。人と違うことをするのがオシャレではあるのだが、「 ARRO22 」はそんなことがどうでも良くなってしまうくらいクオリティの高すぎるアイテムなんだ。
「 ARRO22 」の仕様
身体にフィットする形状
荷物が軽くなる曲面のバックパネル
分厚いショルダーベルト
底面に物が偏らない特殊形状
高い防水性能
フロントポケット ー 完全防水
メインコンパートメント ー コーデュラ生地で高い撥水性
ジッパー ー 高品質な止水ジッパー(YKKと共同開発)
22Lの十分な収納力
フロントポケット
サイドポケット×2
メインコンパートメント
15インチまで収納できるPCポケット
PCポケット
ハイドレーション用ポケット
ジッパー付き小物入れポケット
「 ARRO22 」の使用感
まず背中部分の曲線が体にフィットするため背負った感覚が軽く、肩が引っ張られる感覚がない。選んだカラーは「ステルスブラック」で完全に真っ黒なのでどんな服装にも合わせやすい。
本体の流線的な形状に加えて高めのポジションに背負うことから、横から見た印象はぽってり感がなくスッキリした印象。カジュアルな服装に合わせるのがメインではあるが、質感的にはフォーマルなスーツに合わせてもいけると思う。
フロントのホックを止めると肩への荷重が上半身全体へ分散するためさらに負担を軽くすることができる。筆者は毎日止めている。
ロゴは旧モデル(大きめのロゴ+ブランド名が金色で書いてある)と比べるとさりげないが存在感はしっかりあってワンポイントとして際立っている。総合的にかっこいい。
「 ARRO22 」のメリット4つ
長時間使用でも疲れにくい様々な工夫
- ふかふかのショルダーベルト
- 荷重を分散するフロントホック
- 背面の曲線形状
- 荷物が上に持ち上がる底面の形状
とにかく荷物の重さを軽減するための工夫が凄まじい、毎日13インチのPCと充電器各種、水筒や折りたたみ傘を持ち運んでいるが以前のバックパックと比べて体感の重さがまるで違う。「 ARRO22 」に一泊分の荷物を詰め込んで旅行をしてみたが、一日中背負っていても疲れを感じにくかった。流石の一言。
高い防水性能
- 外側ポケット ー 完全防水の生地
- メインポケット ー コーデュラ生地
- ジッパー ー 止水ジッパー
さすがアウトドアブランド「ARC’TERYX」防水性能は先にも述べた通り申し分ない。傘からリュックがはみ出ていても全く心配がない、だって濡れないのだから。
濡れない = 汚れが着きにくい → 手入れが簡単 → 時短効果
ということで防水性が高いということはすなわち時短効果があるということだ。なんと「 ARRO22 」は無駄な時間を省く時短アイテムでもあるというわけだ。なんてこった。
カジュアルすぎない外観
外観はカジュアル寄りではあるんだが質感はかなり上品な仕上がりになっている。形状もリュックにありがちな下部のポッテリさが一切無くスッキリしているためカジュアルさが程よく抑えている。
22Lのちょうどいい収納力(1泊の旅行は余裕)
22Lのリュックは個人的には「ちょうど良い容量」というように感じた。13インチのPCを毎日持ち運ぶ普段使いはもちろん余裕だし、旅行に関しても1~2泊分の荷物は楽々収納できる。
「 ARRO22 」のデメリット3つ
本体の重量が重め
背負いやすくするためのさまざまな工夫を施した結果、本体重量が1.08kgとなりリュックとしては少し重い部類に入る。しかしながらその工夫たちによって体感としてはかなり軽く感じられる。少なくとも100g以上軽い「SilverCup」よりはよっぽど疲れにくい。
汚れが少し目立つ(手入れは簡単)
表面が少しザラザラしたやすりのような素材のため擦れると白い汚れが着きやすい。ただ多くの場合は何かが削れた粉や皮脂のため、濡れたタオルを少し当てるだけで簡単に取れる。そもそもが防水素材で作られているため汚れ自体には非常に強いのだが白い汚れが着きやすいのはデメリットと言える。
地面に置いた時のバランスが悪い
荷物を軽く背負うための様々な工夫がなされている「 ARRO22 」だが、その形状ゆえに地面に置いた時のバランスが悪い、というか必ず倒れる。そのため地面直置きはせずにバックハンガーを使用してぶら下げることを推奨する。
筆者は毎日会社でデスク横に「 ARRO22 」をぶら下げるため「 HERO CLIP MINI 」というバックハンガーを愛用している。耐荷重は18kgと強力で、普段はカラビナとしてリュックにつけたままにできるので大変重宝している。気になる方は是非商品ページを見てみてほしい。
まとめ
ARC’TERYXの「 ARRO22 」は税込29,700円とリュックとしては高価な部類にはいると思う。しかしながらその品質は価格に見合う、またはそれ以上な素晴らしいアイテムだ。堅牢さ・防水性能・身体へのフィット感、どれをとっても申し分のないクオリティなので、毎日PCを持ち運ぶ社会人や大学生に是非おすすめしたい。
上記のリンクは並行輸入品だが出荷・販売ともにAmazonが行っているのである程度の信頼は担保されていると思う。
※購入は自己責任でお願いします。個人的には「ARC’TERYX」正規取扱店での購入をおすすめしています。
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