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キリンさん

  出身:富山県

  年齢:28歳

  職業:PdM

  趣味:生活改善,ガジェット,建築,旅行

  略歴:理系大学で建築を専攻

     ゲーム会社に企画職で新卒入社

     転職して現在は事業会社でPdM

【Androidデビュー】iPhoneからGalaxy Z Fold 4へ!乗り換えで発見した折りたたみスマホの魅力

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今回は「iPhone 12 Pro」からSamsungの折り畳みスマホ「Galaxy Z Fold 4」へ乗り換えた経緯と半年間使用したレビューをお届けする。

9年間愛用してきたiPhoneを手放すことには不安もあったが、Galaxy Z Fold 4には抗えない魅力がある。この記事では、乗り換えで発見したGalaxy Z Fold 4の魅力や、折りたたみスマホがもたらす革新的な体験について紹介する。

目次

iPhoneからの乗り換えを決めた理由

iPhoneは進化が停滞している ※個人の感想

最初に断っておくがiPhoneは最強のスマートフォンだ。基本的には非の打ち所がない。重箱の隅をつつこうとすれば色々ある(Lightning端子とか)が、それは一旦置いておく。

筆者は生粋のApple信者で、iPhoneは大学進学時に5sを親に買ってもらってから12 proに至るまで9年間使ってきている。その前までもiPodシリーズを8年間使っているので、17年間はApple製品を愛用してきていることになる。
もちろんPCはM1 Macbook Airだし、AirPods Proも愛用していた。

Appleの製品は本当に素晴らしい、特にユーザビリティは神の領域にも感じる。今だって知人におすすめするスマートフォンはiPhoneだ。

ただiPhone自体はスマホとして既に完成していてiPhone 11くらいから進化の角度が緩やかになったように感じる。
12~14はカメラのブラッシュアップのみに留まっているように感じてしまい、どうしても変化の少なさに飽きてしまった。

逆にAndroidスマホは進化が凄まじくユニークな製品も続々生まれていたこともあり魅力的に見えていた。

Galaxy Z Fold 4は折りたたみスマホの一つの到達点

そもそも今回購入したGalaxy Z Fold 4の先代にあたるGalaxy Z Fold 3が各所で大絶賛されるスマホだった。

折りたたみスマホは特殊な構造ゆえに耐久性や耐水性に弱みを持っていたのだが、先代のGalaxy Z Fold 3はなんとIPX8相当の防水基準(常温の水道水の水深1.5メートルに沈めても30分耐えられる)に対応したということで界隈は大盛り上がりしていた。

そして今回第四世代にあたるGalaxy Z Fold 4については、3の時点で克服できなかった弱点をさらに乗り越えたことでより洗練された折り畳みスマホとなったんだ。筆者が特に魅力に感じた進化ポイントはこちらだ。

  1. Snapdragon 8+ Gen 1とディスプレイの進化による十分な「バッテリー持ち」
  2. ハイエンドスマホ最前線に躍り出た「カメラ性能」
  3. 画面比率の調整によって使いやすくなった「カバーディスプレイ」

どれもシリーズの弱点をしっかり克服したと断言できるほどの改善度合いで、Samsungの折りたたみスマホ市場支配への本気度をすごく感じる。

iPhoneには飽きた、一方折りたたみスマホは一般人でも十分に使えそうな完成度になってきたらしい、ということで大変興味を惹かれたのである。そして筆者はスマホ選びでバッテリー持ちやカメラ性能を重視していたので、その点を克服したということを知り今回購入に至ったのである。

Galaxy Z Fold 4の概要とスペック

項目Galaxy Z Fold 4
ディスプレイメイン:7.6インチ(有機EL)
サブ:6.2インチ(有機EL)
解像度メイン:2176 x 1812 (QXGA+)
サブ:2316 x 904 (HD+)
リフレッシュレート1~120Hz
CPUSnapdragon 8+ Gen 1
8コア
メモリ12GB
ストレージ256GB(国内版)
バッテリー4400mAh
25Wの急速充電(USB-C)
15W急速ワイヤレス充電(Qi)
セキュリティ指紋認証(物理)
顔認証
おサイフあり
防水IPX8
サイズ、重量開いた状態(mm):155.1 x 130.1 x 6.3
閉じた状態(mm):155.1 x 67.1 x 14.2~15.8
重量:263g
価格(税込)249,960円

鬼ハイスペックで超快適なスマホライフ(Androidは遅くない)

Galaxy Z Fold 4は筆者の人生初のAndroidスマホとなったのだが、まず驚いたのはiPhoneのproシリーズにも勝る快適な使い心地である。「Snapdragon 8+ Gen 1」のパワーが凄まじく基本的な動作はもちろん、120Hzの画面リフレッシュレートによって画面の動きも滑らかでストレスを全く感じない。

「Androidスマホのスペックが低い」は大いなる勘違いで、真実は「低価格のスマホはスペックが低い」である。iPhoneはラインナップ全てが高級で高性能なハイエンド級だが、Androidスマホは安いものから高級なものまで様々だ。AndroidスマホもiPhoneくらいの金額帯のものは超高性能で快適に使えるということを是非覚えておいてほしい。

“折りたたみ”スマホの魅力と強み

タブレットサイズの大画面をポケットに

最大の魅力はなんと言ってもタブレットサイズの大画面とポータビリティの両立にある。

まず開いて使用できるメインディスプレイのサイズは7.6インチだ。iPad mini第6世代が8.3インチなので、それよりはやや小さいくらいで想像してもらえるとありがたい。これは大画面かつ片手で持てるちょうどいいサイズ感だ。

この大画面を”折りたたむ”という行為によってポケットに入れて持ち運べる携帯性が最大の特徴であり同時に強みでもある。

画面分割でマルチタスクも思う存分に

左にSpotify、右にChrome

メインディスプレイの大画面は分割することで3つの異なるアプリを同時に操作できる。メールをチェックしながらブラウジングしたり、ゲームしながら攻略サイトと実況動画を見たり、何かと便利な機能だ。

またAndroid 12L以降はタスクバーという機能が実装されており、アプリ使用中でも下部によく使うアプリのアイコンを常時表示させておくことができる、マルチタスクをする時はこの中にあるアイコンをスワイプして開きたい場所で離すだけ。本当に簡単にディスプレイ分割ができる。

筆者の場合は横向きにして左にYoutube、右にLINEを限界まで細く配置するという使い方をよくやる。

カバーディスプレイによってスマホとしても十分使える

二つ目の魅力はスマホとしても十分に使いやすいという点だ。

折りたたみスマホには開いて使用するメインディスプレイだけではなく、閉じたままでも使用できるカバーディスプレイが搭載されていることが多い。もちろんGalaxy Z Fold 4も例に漏れずカバーディスプレイを搭載している。

このカバーディスプレイによって、信号待ちで連絡を返したり、SNSをチェックしたり、スマホで普段やっていることを片手で一通りこなすことができる。

大画面を持ち運ぶという最大の強みを備えつつも、単なるスマホとしての使い心地も担保できている。これも折りたたみスマホならではの強みと言える。

メインカメラで高画質自撮り

カバーディスプレイを活かしたメインカメラ自撮りも折りたたみスマホの強みの一つだ。従来のスマホであれば自撮りにはフロントカメラを使用することになるが、折りたたみスマホでは開いた状態でカバーディスプレイを起動しでプレビューを確認しながらメインカメラで自撮りができる。これが超便利で友達と記念撮影するときには必ずヒーローになれる。

Galaxy Z Fold 4では手のひらを見せるとシャッターを切る機能があるので、自撮りの際にボタンを押す必要なし。これめっちゃ使う。

“半分”折りたたむことで生まれる独自の使い方

折りたたみ機能を活かした使い方は閉じた状態と180度開いた状態の2パターンにとどまらない。”半分だけ折りたたむ”ことで生まれる使いやすさも存在する。

Youtubeを見る時は少し折り曲げてデスクに置くことでちょうど見やすい角度で視聴することができる。さらに集合写真を撮る時は半分だけ折り畳んで台に設置すれば特殊な機材無しでスマートに撮影できみんなのヒーローになれる。

折りたたみスマホというのは閉じた状態、開いた状態、半分開いた状態、の3つの形態での使い方が存在し、通常のスマホやタブレットにできない独自のユーザビリティがある。

Galaxy Z Fold 4ならではの魅力と強み

改めて、AndroidスマホがiPhoneと比べて劣っているというのは大きな勘違いであるし、Galaxy Z Fold 4に関してはiPhone,Android含めたスマホ全体の中でも超ハイエンドスマホの位置付けであり、圧倒的な性能を誇っている。そもそもウルトラ使い心地のいいスマホであるという大前提のもとで、Galaxy Z Fold 4ならではの魅力と強みを紹介する。

美しい本体デザイン

Galaxy Z Fold 4はデザインが最高に美しい。特に以下3つのポイントが美しさを演出している要素だ。

  1. 縦1列のカメラ配置
  2. マット仕上げの背面とアルミフレーム
  3. 上品なカラーリング

カメラ配置はメーカーによって特に個性が出るところであり、好みもさまざまだとは思うが3眼レンズに関してはGalaxyの配置が最もまとまっていて洗練されているように感じる。100%主観。

背面とフレームに関しては堅牢性の高い「Gorilla Glass Victus+」と「アーマーアルミフレーム」で構成されており、頑丈さを活かして薄型に仕上げることで筐体の美しさを生んでいる。

カラーについては筆者は国内版をauで購入しているので、グレーグリーン以外を選択できなかったのだが、グリーン寄りの中間色で落ち着きのある上品なカラーリングだ。高級感を十分に感じることができる。

超ヘヴィー級だが持ちやすい本体形状

細身なおかげで握り込みやすい

本体の重量は263gとスマホの中では超重量級だ。

iPhone 12 Proが187g、iPhone14 Pro Maxが240gということで、iPhoneの最重量級よりも一段階重いことになる。一方ほぼ同じディスプレイサイズのiPad miniが297 gなので、画面のサイズで考えると相当軽いとも言える。

実際に買うまではこの重さはかなり不安なポイントだったが、実際は慣れるとほとんど気にならなかった。

開いてメインディスプレイを使う時は両手で持つことが多く、そうなるとiPad miniより34g軽いタブレットということになるので寧ろめちゃくちゃ軽い。

閉じてカバーディスプレイを使用するときは片手での使用となるが、本体の横幅が狭いことと折りたたんだ厚みによって握り込むとかなり手に馴染んで持ちやすい。(筆者は手が大きいので参考までに)

またスマホの重量が特に気になるシチュエーションはビデオ撮影時だと思うのだが、こちらも同様に横幅の狭さと厚みによってめちゃくちゃ持ちやすい。そのせいか遥かに軽いiPhone 12 Proよりも動画の撮影は快適に感じた。

磨き上げられた最強のディスプレイ(有機EL & 120Hz)

素材については、メインディスプレイはUTG(Ultra-Thin Glass)、カバーディスプレイはGorilla Glass Victus+が使用されている。折り目に関しては日に当てるとよく見えるが普段使いで邪魔になるようなことはない。動画とかも歪みを感じずに視聴できる。

メインディスプレイは7.6インチのQXGA+有機ELディスプレイ、カバーディスプレイは6.2インチHD+有機ELディスプレイを搭載しておりどちらも超絶美麗。
またディスプレイはそれぞれ1Hz~120Hzのリフレッシュレートに対応しており、滑らかな動画再生やゲームプレイと静止時の省電力性を兼ね備えている。

iPhoneだと13pro以降のproシリーズが120Hzに対応しているが、やはり従来の60Hzとは格段に体験の質が異なる。画面が滑らかに動くということは使い心地の良さに直結する。

おサイフケータイ対応

FeliCaにもしっかり対応(モバイル非接触IC通信マーク)

今やキャッシュレス全盛期、Galaxy Z Fold 4はもちろんおサイフケータイに対応している。Googleウォレットに登録することでSuicaやQUIC Payなど一通りのキャッシュレス決済が使用できる。

Suicaに関してはアプリを開かずとも動作するように設定することができる。電車に乗るときはスマホをかざすだけでOK。反応速度もSuicaなので申し分なし。ここの使い心地はiPhoneのApple Payとなんら変わりないのでとても快適だ。

げろっぴ

余談だが、筆者はEPOSゴールドカード×モバイルSuicaをメインのキャッシュレス決済として使用している。EPOSゴールドカードは指定のショップ3件をポイント3倍(100円につき1.5ポイント)店舗として登録できる。これで「モバイルSuica」を登録することで、Suicaでの決済は全て1.5%のポイント倍率になる。超お得。オートチャージには対応していないので、ちょっと面倒ではあるが、残高が1万円を下回ったら1万円追加でチャージするようにしている。

爆速指紋認証(物理)

下がロックボタン&指紋認証センサー、上が音量操作ボタン

Galaxy Z Fold 4は指紋認証がとにかく爆速で快適だ。使い方はサイドのロックボタンに登録した指を当てるだけ。物理認証なので本当に正確で速い。全スマホこれにしてほしいところだ。

また、フロントカメラ(メイン&サブ両方対応)を使用した顔認証も登録できるが、こちらはそこまで使用しない。十分使える性能ではあるが指紋認証があまりにも速くて便利すぎる。顔認証に関しては超高性能センサーを大量に搭載しているiPhoneが明らかに優れており、Galaxy Z Fold 4はあくまでカメラだけを使用した認証なので精度もセキュリティ強度も劣る。指紋認証と顔認証両方を登録しておいて、メインは指紋認証を使用するという運用がベストだ。

高い防水性と耐久性

明らかに水に弱そうな折りたたみスマホだが、Galaxy Z Fold 4はIPX8規格の防水性能を備えている。

※IPX8とは:防水において継続的に水没しても内部に水が侵入しない8級(最高基準)相当に当たる。

いわゆる「防水・防塵」の「防塵」には対応していないので要注意。

また耐久性に関しては「Gorilla Glass Victus+」「アーマーアルミフレーム」「UTG(Ultra-Thin Glass)」など堅牢な素材で仕上げられたことで十分に高い。執筆の時点で半年近く使用してきているが脆弱性は感じない。

アンダーディスプレイカメラ

画像中央部のドットが荒い部分にある、普段はしっかり存在感を消している。

詳しくはカメラの項にまとめるが、Galaxy Z Fold 4には計5つのカメラが搭載されている。

  1. 広角カメラ(メイン)
  2. 超広角カメラ
  3. 望遠カメラ
  4. カバーディスプレイフロントカメラ
  5. メインディスプレイフロントカメラ(アンダーディスプレイ)

この5のアンダーディスプレイカメラというのは言葉の通りディスプレイの下にカメラが埋め込まれている機構であり、普段は映像を映し、カメラ使用時のみディスプレイ部分がoffになりカメラがディスプレイ越しに使用できるという技術だ。

Galaxy Z Fold 4のメインディスプレイのフロントカメラにこの技術が用いられており、普段はカメラの存在を全くと言っていいほど感じない、画面いっぱいにコンテンツを楽しめる。カメラ自体の画質は決して良くはないのだがビデオ通話には十分使えるほどの品質だ。

Android13とOne UI 5によって抜群に使いやすい

iPhoneにiOSが搭載されているようにAndroidスマホにはAndroid OSが搭載されている。そしてGalaxy Z Fold 4にはAndroid13が搭載されている。このAndroid13が折りたたみスマホ用にチューニングされたOSで様々な使いやすさを提供してくれる。

また、Galaxy製のスマホといえば「One UI」だ。と言ってもiPhoneユーザーは知らないと思うし、筆者も買うまで知らなかった。One UIはSamsungが独自にAndroid OSのUI(ユーザーインターフェイス)をカスタマイズしてGalaxyスマホ用に使いやすくしたものことだ。

このAndroid13とOne UIの掛け合わせによってGalaxy Z Fold 4は折りたたみスマホらしい強みを最大限活かすことができ、快適で使いやすい体験を提供してくれるのである。

Galaxy Z Fold 4のバッテリー性能と充電速度

結論:一日保つのでバッテリー性能は悪くはない

Galaxy Z Fold 4のバッテリー容量は4400mAhだ。一般的なスマホと比べてもさほど大容量には感じないのだが、搭載されているSnapdragon 8+ Gen 1とディスプレイの省電力性が向上したことによって十分なパフォーマンスを発揮している。

平凡な使い方であれば一日は保つ。参考までに筆者の使い方とバッテリーの残量を記しておく。

  1. Youtube:3時間 (バックグラウンド再生1時間半含む)
  2. Apple Music:8時間半(バックグラウンド再生8時間含む)
  3. Google Chrome;1時間
  4. SNS:1時間半
  5. その他:30分

この使い方で寝る前にはバッテリー残量は15~20%程だ。ゲームはしないがまあまあヘビーに使っている方だとは思う。このぐらいの使い方であれば一日はしっかり保つ。ゲームやカメラでの動画撮影などを数時間行う場合は充電器の持参がおすすめだ。

また充電速度もUSB-C端子に接続して25W、ワイヤレス充電器では最大15Wと十分に速いのでいざという時も数分充電すればなんとかなる場面が多い。是非充電器は25Wに対応したものを購入してほしい。

長時間使うための工夫

Galaxy Z Fold 4にはバッテリーを節約して長時間使用するための工夫がいくつかあるので紹介する。筆者が実際に使っている機能、認知はしているが使わない機能それぞれあるのでぜひ参考にしてみてほしい。バッテリーに若干の弱みを感じるスマホではあるが、弱点をカバーするための機能が備わっているのはさすがGalaxyという感じだ。

省電力モードの活用やバックグラウンドのアプリの終了、ディスプレイの明るさを抑えるなどiPhoneでもできるバッテリー節約方法は同様に効果があるのでそちらも活用いただければと思うのだが、その他にもGalaxy Z Fold 4ならではのバッテリー節約術が存在するのでそちらも紹介する。

①デバイスケアでパフォーマンスを最適化

設定>バッテリーとデバイスケア>今すぐ最適化

数日これをやっていないとバックグラウンドで起動しているアプリが10件以上溜まっていたりする。バッテリーを保たせたい時には使うと良い。筆者は毎日やっている。(中身が綺麗になった気がして気分がいいので)

②パフォーマンスプロファイルを「標準」→「ライト」に変更する

設定>バッテリーとデバイスケア>バッテリー>その他のバッテリー設定>パフォーマンスプロファイル>ライトを選択

端末の性能を制限することで省電力にする設定だ。バッテリー駆動の残時間が数時間(理論値)伸びるのでかなり効果がある。だがそこそこ使用感が落ちるので個人的にはおすすめはしない。動画のダウンロードやブラウザの読み込みなどが遅くなる。SNSやメールだけの軽い使い方で長時間バッテリーを保たせたい時には有用だ。

③メモリー最適化で不要な起動中アプリを一括終了

設定>バッテリーとデバイスケア>メモリ>今すぐ確保(+○.○GB)

バックグラウンドで動いているアプリなどがメモリを使用している場合があるのでこちらもバッテリーを保たせたい時には使うと良い。筆者は毎日やっている。(同上)

④メインディスプレイでの使用時間を減らす

折りたたみスマホを使うメリットに対して逆説的ではあるのだが、メインディスプレイの消費電力はカバーディスプレイに対して明確に多い。カバーディスプレイだけでもスマホとして十分に使い勝手がいいので、電力消費を抑えたい時はメインディスプレイの使用を控えるだけで大きく使用時間を伸ばすことができる。

実際に筆者は音楽フェスに行く時にメインディスプレイの使用をしないことで一日バッテリーに余裕を持って過ごすことができた。カメラや待ち時間のネットサーフィンなどガッツリ使ったが夜になっても30%近く残っていた。

原始的だがコツとして覚えておくと良いと思う。

Galaxy Z Fold 4のカメラ性能(vs iPhone 12 Pro)

Galaxy Z Fold 4のカメラはあまり高性能ではないという話を聞くことが多い。そのため筆者も購入前はiPhone 12 Proより画質が落ちないか不安だった。ここではその比較を行う。

前提として写真や動画の品質についてはカタログスペックだけでは語りきれない部分が非常に多い。また直近1,2年の間で発売されているハイエンドスマホのカメラであればどれも十分すぎるくらい質が高い。
そのため、仕上がりの色味やどんなシチュエーションで撮影を行うかなど、その人の使い方や好みで良し悪しを判断するのが良いと思う。

ぜひ、実際の写真を比較して好みに合っているかをチェックしてほしい。

※スペック表のF値について:レンズの開口部(絞り)の大きさを示す数値。F値が小さいほど開口部が大きく、多くの光を取り込むことができる。逆にF値が大きい(開口部が小さい)レンズは、光の取り込みが少なくなるため、明るい状況での撮影に適している。

メイン広角カメラ

項目Galaxy Z Fold 4iPhone 12 Pro
解像度5,000万画素1,200万画素
解放F値F1.8F1.6
光学式手ぶれ補正ありデュアル光学式手ぶれ補正

明るい遠距離の被写体で比較した。1200万画素においてはGalaxy Z Fold 4の写真は彩度が高くSNS映えの良い写真が撮れる。これは画像を自動で補正しているデジタル処理がそのような傾向にあるためである。一方のiPhoneもGalaxy Z Fold 4ではないにしろ色味が強めで特に緑がビビッド。ただ派手すぎることはないので使い勝手のいい写真に仕上がる。

5000万画素は比較的色味の補正が優しく忠実な写真に仕上がる。個人的に一番好きではあるがデータ量が大きいのでとっておきの瞬間にだけ使うようにしている。ディテールエンハンサーを使用した写真は拡大してもはっきりと細部まで描写される。ただ暗い場所で写真を撮るとノイズがひどいのでいつでも使えるわけではない。1200万画素を普段使いにしつつ、特別な瞬間だけ5000万画素で写真を撮影する運用がおすすめ。

次に至近距離の被写体で撮影を行った。物撮りや食べ物の撮影などで参考にしてみてほしい。まずGalaxy Z Fold 4に関しては至近距離においてぼかしの効いた写真に仕上がる。一方のiPhone 12 Proは高解像な写真に仕上がる。これは好みだと思うが、個人的にはレビュー記事用に鮮明な写真が必要なのでiPhone 12 Proのカメラは手放せない。Galaxy Z Fold 4は雰囲気の良い写真に仕上がるのでSNS投稿向きだと思う。

Galaxy Z Fold 4で物撮りをするときは3倍ズームの使用がおすすめだ。

Galaxy Z Fold 4 3倍

また、低照度な夜の撮影も行った。iPhoneの方が黒を暗く表現してくれていて輪郭のはっきりした仕上がりになっている。Galaxy Z Fold 4の方は光源の白飛びをやや抑えられている印象。夜景においてもGalaxyの青っぽくiPhoneは黄色っぽい。傾向として違いはあるもののどっちも十分に綺麗。

超広角カメラ

項目Galaxy Z Fold 4iPhone 12 Pro
解像度1,200万画素1,200万画素
解放F値F2.2F2.4
光学ズーム0.6倍0.5倍
光学式手ぶれ補正ありデュアル光学式手ぶれ補正

広角カメラと同様にGalaxy Z Fold 4の方はやや青めにiPhone 12 Proの方はやや黄色めとなった、画角に関してはGalaxyが0.6倍、iPhoneが0.5倍なのでiPhoneの方がやや広い。やはりGalaxyは撮って出しで映える写真を、iPhoneは扱いやすい写真を撮ることができる。

夜景に関してはGalaxyの方がやや明るく撮れている、またiPhoneの方はここでも若干の黄色みがでてしまう。とはいえどちらも綺麗なので問題なし。

望遠カメラ

項目Galaxy Z Fold 4iPhone 12 Pro
解像度1,000万画素1,200万画素
解放F値F2.4F2.0
光学ズーム3倍(デジタル最大30倍)2倍(デジタル最大10倍)
光学式手ぶれ補正ありデュアル光学式手ぶれ補正

続いて望遠カメラの比較、Galaxy Z Fold 4は光学3倍ズームでiPhone 12 Pro 光学2倍ズームだ。十分にどちらも綺麗なのだが、Galaxyの方が明暗くっきりした写真を撮ることができる。

暗い場所ではiPhoneのデジタル処理の優秀さが目立った。黒をとにかく暗くしてくれて滲みの少ない写真に仕上がっているが、一方のGalaxyはやや手前の光によって滲みが発生している。

フロントカメラ(インカメラ)

項目Galaxy Z Fold 4
(カバーディスプレイ)
Galaxy Z Fold 4
(メインディスプレイ)
iPhone 12 Pro
解像度1,000万画素400万画素1,200万画素
解放F値F2.2F1.8F2.2

こちらは色味や解像度の参考までにみてほしい。解像度においては理論値と実際の仕上がり共にiPhone 12 Proのカメラは優秀だ。Galaxy Z Fold 4に関してはカバーディスプレイのカメラはiPhoneとほぼ同等だが、メインディスプレイは大きく画質で劣る。これはアンダーディスプレイカメラで、どうしても現段階の技術ではこの品質が限界のようだ。普段しっかり画面の下で存在感を消してくれるのでこの画質の欠点は目を瞑る。

動画

項目Galaxy Z Fold 4iPhone 12 Pro
解像度8K(24fps)
4K(30fps,60fps)
フルHD(30fps,60fps)
4K(24fps,25fps,30fps,60fps)
フルHD(25fps,30fps,60fps)
Galaxy Z Fold 4
iPhone 12 Pro

8Kなんて誰が使うんだ、と思いながらよく使うフルHDの画質にて比較を行った。やはりiPhoneの手ぶれ補正は非常に強力で改めて感動。Galaxy Z Fold 4にはスーパー手ぶれ補正という機能があるが、こちらは画角が狭くなるので正直使わない。動画は画角が狭いとその分色々な方向に動かさなければいけなくなるので画角を保ったまま手ぶれ補正が強いことが望まれる。動画はiPhoneの勝利。

価格とおすすめの購入方法

Galaxy Z Fold 4 は超高い。コスパが悪いとは全く思わないし心からオススメできるのだが税込249,960円は明らかに高すぎる。いろんな購入方法が存在する中で今回筆者が選んだ購入方法を紹介する。

基本的にはauかdocomoでのキャリアでの回線契約を伴う購入となる。一応原宿にあるGalaxy Harajukuであれば端末だけの購入もできるようだ。(2022年12月段階の情報なので詳細は問い合わせてみてほしい。)

auはキャリアのロゴ無し、docomoはロゴ有り

au版はキャリアのロゴが無い

auにするかdocomoにするかという点について、単体の金額は数百円の差はあれどはほぼ同じだ。大きな違いは本体背面のロゴにある。

docomo版については「docomo」とキャリアのロゴが記載されていて、auはキャリアのロゴがない。筆者は特に家族とキャリアを揃えたいなどの意図はなかったのでロゴの有無一点においてauを選択した。その他にもdocomo経済圏、au経済圏を活用されている方はその辺りもキャリア選択の判断軸になるだろう。

筆者はこれまで楽天モバイルを愛用していたのでMNP転出を利用してauに乗り換えることとなった。

auで購入

高額なスマホを購入すること、格安SIMの楽天モバイルから高級な5G使い放題プランに変更せざるを得ないこと、値崩れの激しいAndroidスマホを購入することなど色々検討材料があった。以下に実際に筆者が検討の末に選択した購入方法の金額見積もりを記載するので是非参考にしてみてほしい。

端末代

まず、端末代については他社からのMNP転入になるので22,000円引きとなった。さらにスマホトクするプログラムを活用することで、2年後の端末返却を前提に10万円近く下げることができた。

端末代定価:249,960円
割引①:他社からのMNPで-22,000円
割引②:スマホトクするプログラムで2年後の端末返却時に-100,920円
合計端末代:127,040円

スマホトクするプログラムの活用がおすすめ

スマホトクするプログラムは2年後の端末返却を約束することで端末代を値引きしてくれるというサービスだ。Galaxy Z Fold 4の場合は、なんと100,920円も値引きしてくれる。Androidスマホは値崩れが激しいので2年後に約10万円で売れる確証がなく、今回はそこを担保してくれる安心感を選択することにした。

逆にiPhoneであれば値段が全然下がらないので一括払いで購入してメルカリで売却するのが最も経済的だ。スマホトクするプログラムはAndroidの高級スマホを購入する際の活用がおすすめだ。補足だがdocomoにも似たサービスがあるらしい。

このスマホトクするプログラムは24回払い指定なので月額で端末代の支払いが発生する。筆者は分割払いがとても嫌いなのでまとめて一括で先に払えないか聞いたが対応していないとのことだった。

毎月の支払額(端末代+通信料)

毎月の支払いはこの端末代に通信料が乗るのだが、auの5G使い放題プランだと月額7,238円と高価なので契約2ヶ月目にUQモバイルへの変更をすることにした。UQモバイルはau系列なのでこの場合短期契約には該当しない。

端末代:5,534円(初月)、5,523円(2ヶ月目〜23ヶ月目)
初月通信料(au使い放題):データ使い放題/7,238円
2ヶ月目以降通信料(UQモバイル):30GB/3,828円(CPで7ヶ月間+5GB)

こんな感じで毎月の支払額は以下のようになる。

初月:16,072円(端末代:5,534円、通信料:7,238円、契約手数料:3300円)
2ヶ月目以降:9,351円(端末代:5,523円、通信料:3,828円)
※電話料金は別途

アクセサリーについて

Galaxy Z Fold 4は対応のアクセサリーが本当に少ない。使用者数を考えるとあたりまえだ。ただありがたいことに公式のアクセサリーがかなりいい感じだったのでそちらの中から一つ選択した。いくつかある中で選択したのは「Slim Standing Cover」のブラックだ。価格は7500円でちょっと高いけどかなりいいケースだ。

ケース背面がパカっと開いてスタンドにすることができる。角度の調整はできないが動画視聴時に便利でほぼ毎日使う機能だ。純正のケースはどれも共通してヒンジ部分を守れないという弱点を抱えているので取り扱いには十分注意する必要がある。サードパーティ製であればヒンジを守れるケースも何種類か存在した。どうしても見た目はゴツくなってしまうがメルカリでの売却を想定している人はそちらを選ぶのが吉だろう。

またカバーディスプレイに貼るガラスフィルムは安心安全なSpigen社のものを購入した。貼り付け用ガイドが付属しているので貼り付けに失敗することもない、指の滑りもよく頑丈で半年使ってもずれたり割れたりしていない。1,799円で2枚入りなのでコスパも抜群、「Slim Standing Cover」にも干渉しないのでセットでの購入がおすすめ。

充電は25Wでの高速充電に対応しているので下記がおすすめ。設定で超高速充電と表示されていれば最速の充電になっている。開いた状態で使用し続ければ一日持たないこともあるのでバッテリー充電速度は早いに越したことはない。

個人的におすすめしている充電器も下記に記しておく。どれもいいアイテムなので是非参考にしてみてほしい。

iPhoneからの乗り換えで困ること&解決策

Appleエコシステムからの脱却

AppleユーザーがAndroidに乗り換えることに対して一番不安を感じるポイントはエコシステムからの脱却ができるのか?というところだと思う。iCloud、Airdrop、純正メモ、safariのデータ、他Apple製品との連携など、Appleのエコシステムはハードもソフトも強固に連携しているので本当に快適だ。

Apple → Googleへ移行(意外と楽)

iCloud フォト → Google フォト

まずiCloudの膨大な写真のデータどうするの!?が最初に頭に浮かぶと思う。安心してほしい、簡単に丸ごとGoogleフォトに移行できる。Google公式のマニュアルがあるのでぜひご参考にしてほしい。いくつか簡単な操作をしてしばらく放置しておくだけで完了するので楽ちん。

■iCloud に保存されている写真や動画を Google フォトに転送する

Safari → Google Chrome

safariからGoogle Chromeへの移行も必須だが一番気になるのは、保存したパスワードどうする!?だと思う。安心してほしい、これもちゃんと方法がある。下記には実際に筆者が使用したMac OSを使って移行する方法を一例として載せている。Windows OSのPCの場合もChromeの拡張機能を活用して移行できるようだ。

  1. Safariのパスワード、ブックマークを書き出す。
  2. Google Chromeに書き出したデータをインポートする。

■MacのSafariでブックマーク、履歴、およびパスワードを読み込む(書き出し方法も記載)
■Chrome でパスワードをインポートする
■ブックマークと設定をインポートする

メモ → Google Keepメモ

Apple純正のメモはもちろん使えない、そのためGoogle Keepメモなどを使用することになるが、これはちとめんどくさい。全て手動でコピペした。

連絡先やアプリのデータ移行

GalaxyにはSmart Switchという機能が標準で搭載されており、これを使用することでiPhoneからGalaxyへデータを簡単に移行することができる。筆者も実際に動画に従って移行を行ったが特にミスなども起きず問題なく移行が完了した。

まとめ

iPhone歴9年の筆者がAndroidスマホのGalaxy Z Fold 4に乗り換えた経緯と約半年間使用したレビューをご紹介した。iPhoneは今も昔も素晴らしいアイテムなのだが、今回乗り換えたことで折りたたみスマホの虜になってしまった。

Appleのエコシステムは強力かつ快適なのでiPhoneからAndroidへの乗り換えには躊躇するかもしれない。だがGalaxy Z Fold 4はそれを乗り越える魅力と価値があると心から思える。

25万円の高価なアイテムだが、iPhoneも最近どんどん金額が上がっていて、iPhone14 Pro Max 256GBが18万円するので、iPhone+iPadを一台にまとめられると考えたら25万円は妥当な金額だと言える。

ぜひこの魅力的なスマホを手にする方が増えてほしいと心から思う。

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