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キリンさん

  出身:富山県

  年齢:28歳

  職業:PdM

  趣味:生活改善,ガジェット,建築,旅行

  略歴:理系大学で建築を専攻

     ゲーム会社に企画職で新卒入社

     転職して現在は事業会社でPdM

Galaxy Z Fold 6 中期レビュー|圧倒的完成度で安心して使える折り畳みスマホに

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目次

オンラインストアで予約購入(SIMフリー版)

Fold/Flipシリーズは今回から発売開始と同時にSIMフリー版の購入が可能となった。

キャリア版特有の背面ロゴ(docomo版のみ)やプリインストールのアプリが嫌だったのでようやくSIMフリーで登場してくれてとてもありがたく思っている。発表されてすぐオンラインストアで予約して7月27日に自宅へ届いた。早速レビューしていこう。

2024年9月現在Amazonでも定価で購入が可能なのでこちらもおすすめだ。

Galaxy Z Fold 6 スペック

項目Galaxy Z Fold 6
ディスプレイメイン:7.6インチ(有機EL)
サブ:6.3インチ(有機EL)
解像度メイン:2160 x 1856 (QXGA+)
サブ:2376 x 968 (HD+)
リフレッシュレートメイン:1~120Hz(適応)
サブ:1~120Hz(適応)
最大輝度2600nits
CPUSnapdragon 8 Gen 3
8コア
メモリ12GB
ストレージ256GB、512GB、1TB
カメラ広角:5000万画素
望遠:1000万画素
超広角:1200万画素
フロント:1,000万画素(カバー) + 400万画素UDC(イン)
バッテリー4400mAh
25Wの急速充電(USB-C)
15W急速ワイヤレス充電(Qi)
セキュリティ指紋認証(物理)
顔認証
おサイフあり
防水IP48(防塵防水)
サイズ、重量開いた状態(mm):153.5 x 132.6 x 5.6
閉じた状態(mm):153.5 x 68.1 x 12.1
重量:239g
価格(税込)249,800円~(SIMフリー版)

Galaxy Z Fold 6 開封レビュー

外箱・付属品

まず外箱はこんな感じ、前作から特に変化はないが気持ちが上がるオシャレなデザインだ。

開封するとこんな感じ

付属品はこちら、前作からの変化はなし。うまく薄い箱に収められているなという印象。

外観

本体外観はこんな感じ。とりあえずめちゃくちゃかっこいい。

今回カラーは「シルバーシャドウ」を選択した。やや暗めのシルバーで渋くてかっこいいカラーリングになっている。

背面・側面・ヒンジまで光沢のないサラサラした質感になっているのでかなり高級感がある。

折りたたむと隙間はほぼ無い。ヒンジ部分は本体の薄型化に合わせて多少小さくなっているように見える。4と比べたら大差。

左:Fold 6 右:Fold 4

続いてカメラユニットは、縦に3カメラ並ぶ配置は過去と同様。レンズ周りの金属部の幅が広くなっている。スペックに変化は無いのにデザインが変わったということから強度面の改善が入ったと推測。

次にボタンについて、本体右面に音量ボタンと指紋センサーも兼ねた電源ボタンが搭載されている。

端子は下部にUSB-C端子と通話用マイク。

スピーカーグリルは上下に1基ずつ配置されていて、カメラ用マイクは上部に1基搭載。他に排気口が2基搭載されている。

ディスプレイ

まずはディスプレイのサイズについて、スペックは以下のようになっている。

ディスプレイサイズ
  • メイン:7.6インチ(有機EL)
  • サブ:6.3インチ(有機EL)

開いて小型のタブレット、閉じてスマホとして使える。

メインディスプレイはかなり満足感高くコンテンツを楽しむことができる。youtube動画はもちろん漫画の読みやすさも素晴らしい。普通のスマホで見るよりも画面から離れられるので目が疲れにくい気がする。

大画面を左右に分割してブラウザとSNSを同時に閲覧したりもできる。調べ物にとても便利。

左でブラウザ、右でSNS

サブディスプレイは普通のスマホとして問題なく使える。Fold5から縦横比が改善してかなり使いやすくなったものの、通常のスマホと比べると縦長なので、慣れるまでタイピングのミスは多少発生する。これはすぐ慣れる。

画面のリフレッシュレートはメイン・サブともに1~120Hzの可変となっており、滑らかさと省電力性が両立されている。一度120Hzの滑らかさを体験すると60Hzには戻れない。

次に画面の明るさはFold6で最大2600nitsとなっている。屋外でもかなり画面が見やすい。過去作と比べるとこの進化は感動的だ。外でgoogle mapを開いて道を調べるときに画面の上を手で覆って日光を遮る必要はない。明るさ自動調整をONにしておけばどんな環境でもハッキリと画面を見ることができる。

ディスプレイ最大輝度
  • Fold 6:2600nits
  • Fold 5:1750nits
  • Fold 4:1500nits

次にメインディスプレイの折り目については、確かにあるが少し使えば全く気にならなくなる。購入の際にこの点を気にする方は何も心配いらないと思う。2,3日で慣れる。

カメラ

カメラについて最初に正直な感想を言うと、写真や動画のクオリティは決して最高品質ではない。そこそこ良い品質という感じで25万円のスマホであることを鑑みるとどうしても物足りなく感じてしまう。Fold4の頃からスペックの向上は無い上に、Fold4の時点ですでに2世代遅れの品質だった。

右上:Fold 6 左下:Fold 4
カメラスペック
  • 画素
    • 広角:5000万画素
    • 望遠:1000万画素
    • 超広角:1200万画素
    • フロント:1,000万画素(カバー) + 400万画素UDC(イン)
  • センサーサイズ
    • 非公開
  • ズーム
    • 光学3倍ズーム、光学相当2倍ズーム、デジタルズーム最大30倍
  • 動画性能
    • 8K30fps, 4K60fps対応
    • スローモーション撮影対応

その一方で撮影体験において折り畳みスマホならではの素晴らしい強みがあるので紹介していきたい。

折り畳みスマホならではの撮影の強み
  • 大画面でプレビュー確認
  • フレックスモードでの台に置いて撮影
  • メインカメラで自撮り
1. カメラを起動した時の写真のプレビューも大画面に表示

細部まで確認しながら撮影ができる。ピントがちゃんとあっているか、被写体が綺麗に写っているかをしっかり確認して撮影できるのは大画面ゆえの強みだ。

2. フレックスモードを活用して台に置いて撮影

半分折り畳んだ状態でテーブルなどに置いて撮影することができる。これは集合写真の撮影にとても便利で、台に設置して10秒タイマーを使えば自分も写りこむことができる。通行人に撮ってもらうようお願いする手間も省ける。

3. メインカメラで自撮り

開いた状態でサブディスプレイ側をカメラのモニターにすることができ、それを活用してメインカメラで自撮り撮影が可能となっている。スマホのインカメラは基本的に性能が低いので、本体の中で最も品質の高いメインカメラで自撮りが撮れるのは嬉しいところ。飲み会でヒーローになろう。

スペック

スペックに関しては8コアのSnapdragon 8 Gen 3が搭載されていてメモリが12GBなので申し分ない。ハイエンドとして性能を遺憾なく発揮している。

性能自体にはFold 4の時点で十分すぎて全く懸念はなかった。2年間使用した今でもFold 4の性能で十分だったと思えるくらい。Snapdragon 8 Gen 3に進化したことで性能面について体感で変わったかと言うと正気分からない。元から有り余っていた。

バッテリー

Snapdragon 8 Gen 3になったことでバッテリー持ちは前作より多少改善されたように思う。ただそれでも通常のスマホと比べてバッテリー持ちがいいというわけではない。

私自身はyoutube動画やゲームなどかなりハードに使用するので1日持たないことが多い。直近1週間のログだと画面オンで8時間(youtube,ゲーム,ブラウジング)+画面オフで4時間(音楽再生)でバッテリーが尽きる。特に画面を開いた状態での使用を続けていると明らかに減りが早く感じるので長時間使用したい場合は注意が必要。

一方で長持ちさせるコツもいくつかあり、以下の3つを行うと1日の終わりでも50%ほど残ってることが多い。

Galaxy Z Fold 6のバッテリーを長持ちさせるコツ
  • 省電力モードにする
  • パフォーマンスプロファイルを「ライト」にする
  • なるべく折り畳んだままサブディスプレイを使用する

普段はフル性能で思いっきり使い、充電環境が長時間無いときは上記の設定にしてバッテリーを節約するのがおすすめだ。この設定にするとデータ通信が少し遅くなったり画面のレートや明るさが抑えられるが、特に不自由を感じることはなく使うことができるのでご安心を。

この設定にしたら夏フェスもモバイルバッテリー無しで乗り越えられた

防水・防塵

折り畳みスマホと聞くとどうしても耐久性に不安を感じる人が多いだろう。私自身も初めて買う時はそう思っていたが、実際にFold 4は2年間壊れることなく使い続けることができたので今やその不安はない。

Galaxyの折り畳みスマホは今や6世代目で本体のクオリティは本当に高く、Fold6ではいよいよ防塵にも対応した。

規格で言うとIPX8(防水)からIP48(防塵防水)へ進化した。防塵性能については等級が4なので完璧な防塵ではなくそこそこの性能(6が最大)なので油断は禁物だ。

シリーズ前作からの進化ポイント|Fold 4と比較

スペック

項目Galaxy Z Fold 6Galaxy Z Fold 5Galaxy Z Fold 4
ディスプレイメイン:7.6インチ(有機EL)
サブ:6.3インチ(有機EL)
メイン:7.6インチ(有機EL)
サブ:6.2インチ(有機EL)
メイン:7.6インチ(有機EL)
サブ:6.2インチ(有機EL)
解像度メイン:2160 x 1856 (QXGA+)
サブ:2376 x 968 (HD+)
メイン:2176 x 1812 (QXGA+)
サブ:2316 x 904 (HD+)
メイン:2176 x 1812 (QXGA+)
サブ:2316 x 904 (HD+)
リフレッシュレートメイン:1~120Hz(適応)
サブ:1~120Hz(適応)
メイン:1~120Hz
サブ:48~120Hz(適応)
メイン:1~120Hz
サブ:48~120Hz(適応)
最大輝度2600nits1750nits1500nits
CPUSnapdragon 8 Gen 3
8コア
Snapdragon 8 Gen 2
8コア
Snapdragon 8+ Gen 1
8コア
メモリ12GB12GB12GB
ストレージ256GB、512GB、1TB256GB、512GB、1TB256GB
カメラ広角:5000万画素
望遠:1000万画素
超広角:1200万画素
フロント:1,000万画素(カバー) + 400万画素UDC(イン)
広角:5000万画素
望遠:1000万画素
超広角:1200万画素
フロント:1,000万画素(カバー) + 400万画素UDC(イン)
広角:5000万画素
望遠:1000万画素
超広角:1200万画素
フロント:1,000万画素(カバー) + 400万画素UDC(イン)
バッテリー4400mAh
25Wの急速充電(USB-C)
15W急速ワイヤレス充電(Qi)
4400mAh
25Wの急速充電(USB-C)
15W急速ワイヤレス充電(Qi)
4400mAh
25Wの急速充電(USB-C)
15W急速ワイヤレス充電(Qi)
セキュリティ指紋認証(物理)
顔認証
指紋認証(物理)
顔認証
指紋認証(物理)
顔認証
おサイフありありあり
防水IP48(防塵防水)IPX8(防水)IPX8(防水)
サイズ、重量開いた状態(mm):153.5 x 132.6 x 5.6
閉じた状態(mm):153.5 x 68.1 x 12.1
重量:239g
開いた状態(mm):154.9 x 129.9 x 6.1
閉じた状態(mm):154.9 x 67.1 x 13.4
重量:253g
開いた状態(mm):155.1 x 130.1 x 6.3
閉じた状態(mm):155.1 x 67.1 x 15.8~14.2
重量:263g
価格(税込)249,800円~(SIMフリー版)242,660円~(au版)249,700円~(docomo版)

サブディスプレイの比率変更

地味ではあるが個人的に最も偉大な進化だと感じたのがこれだ。ディスプレイの比率がわずかに横長になったことでサブディスプレイでの操作がかなりやりやすくなった上に、サブディスプレイでより大きく動画再生ができるようになった(=左右の黒帯が狭くなった)。普通のスマホと比べたらまだ縦長ではあるがこの調整によってタイプミスが減ったと思う。

そもそも縦長のディスプレイにもメリットはあり、特にブラウジングやSNSにおいては普通のスマホよりかなり下の方まで1画面で表示することができるので、情報取得が効率的なんだ。

Fold6で少し横長に調整されたことで、情報取得においての強みは残したまま操作感が改善されるという結果になった。これは非常に良い変化。

薄型化・軽量化

左:Fold 6 右:Fold 4

こちらも素晴らしい進化だ、明らかに薄く&軽くなった。それもそのはずでFold4→Fold6にかけて24gも軽くなったのだ。10円玉4枚+1円玉4枚分だ。

それでもまだ普通のスマホと比べたら重いのだが、ストレスを感じる重さではなくなった。

ディスプレイの明るさ向上

最大2600nitsに進化した本製品では、日中の屋外などの明るい環境でもハッキリと画面を見ることができる。

具体的に役に立つシチュエーションとしては、屋外で歩きながらgoogle mapを開いた時や、写真撮影時のプレビューを確認する時に恩恵を実感した。

画面は明るいに越したことはないのだ。

Galaxy AI 搭載

Fold 6の発表会にて目玉機能として発表されていたのがGalaxy AIだ。

具体的には以下のことができる。

Galaxy AIでできること
  • 囲って検索
  • チャットアシスト:キーワードから文章生成
  • ウェブアシスト:webページの簡単要約
  • フォトアシスト:被写体を選択して移動・消去
  • AIスケッチ
  • リアルタイム通訳
フォトアシストによる画像編集

とりあえずいろいろできる。実際に使ってみて便利だと思ったものは「囲って検索」だ。外で気になったものの写真を撮って被写体を指で囲むだけでそれが何なのかをwebで検索してくれる。これめちゃくちゃ便利。

AIを起動して指で画像の気になる箇所を囲むとGoogle検索が起動する

加えてGalaxy Z Fold 6には30倍ズームがあるので、遠くて肉眼ではよく見えないけど気になるものも撮影&囲って検索で調べることができる。これで遠くに見える船を調べれた時にとても感動した。

防塵性能の追加

今回から防塵性能が追加されてIP”4″8となった。この4級がどれくらいかと言うと「直径1.0mm以上のワイヤーや
固形物体が内部に侵入しない」とのことだ。

Fold5以前からそのサイズのもの侵入しなさそうだった気はするが、今回ちゃんと規格がついたと言うことでより安心して使えるのではないだろうか。

折り目の改善

若干ながら折り目が改善したように感じる。操作感が滑らかになったと思う。

Fold4と比べるとこんな感じ。(2年間使用しているので購入時より有り目が深くなっている点はご容赦を)

Galaxy Z Fold 6の強み

スマホ&タブレットの2in1

折り畳みスマホ全般に言える話ではあるが、このスマホの最大の強みは1台でスマホとタブレットの二役こなせてしまう点だ。

SNSをチェックしたり電話するときは閉じた状態でスマホとして使用をして、大画面でコンテンツを楽しみたい時や調べ物をしたいときは開いてタブレットとして使用する。この役割の異なる使い方を1台でやり切れてしまう点が素晴らしい。

またタブレット状態であれば画面を左右に分割してマルチタスクをすることもできる。自分の場合だと右でSNSを見ながら左側で調べ物をしたり、ブラウザとmapを左右で開いて旅行先を検討したりしている。

圧倒的な性能の安定感

6世代目かつSnapdragon 8 Gen 3のが搭載されているおかげで動作の安定感が素晴らしい。正直Fold4で満足していたが進化するに越したことはない。使っていてストレスを全く感じない。

折り畳みスマホの割に薄くて軽い

普通のスマホより厚くて重いことに変わりはないが、スマホ+タブレットが1台に集約されている事を考えるととんでもなく軽いと言うことも事実だ。

普通にただのスマホと考えても取り扱いにストレスを感じないくらいに軽くはなっている。250gを下回ったところで一つの分岐点があったように感じる。

薄さについてもポケットに入れて厚みを感じにくくなったと感じた。かなりスリムになった印象がある。

洗練されたデザイン(シンプルにめちゃくちゃかっこいい)

これ地味に大事なことなのだがFold6はとにかくデザインが良い。前作の丸みを帯びたデザインから一転してかなり角ばった直線的なデザインになった。これがスマートな印象で超かっこいい。ついでに画面が若干広くなったようにも感じる。あとシャドウグレーのカラーリングも金属感と渋さのバランスが絶妙だ。

Galaxy Z Fold 6の気になるところ

カメラ

Galaxy Z Fold 6のメインカメラ (広角12MP) で撮影

単純なスペックで考えたらハイエンドクラスの品質ではあるのだが、25万円のスマホと考えるとどうしてももう一声欲しかったと思ってしまう。

カメラスペック
  • 画素
    • 広角:5000万画素
    • 望遠:1000万画素
    • 超広角:1200万画素
    • フロント:1,000万画素(カバー) + 400万画素UDC(イン)
  • センサーサイズ
    • 非公開
  • ズーム
    • 光学3倍ズーム、光学相当2倍ズーム、デジタルズーム最大30倍
  • 動画性能
    • 8K30fps, 4K60fps対応
    • スローモーション撮影対応

あと写真の色味がかなり彩度高く補正されるので、SNS映えはするが好みが分かれるところだと思う。

私自身は自然な色味が好みなのでGalaxyのカメラの色使いはあまり好きではない。

単純なスペックで物足りなさを感じる一方で、メインカメラで自撮りができたりスマホスタンド無しで集合写真が撮れたりとメリットも盛り沢山なので、シンプルな画質をどこまで追い求めるかによって評価が変わってくるポイントだと思う。

25万円するスマホだからこそスペック面も妥協したくないと思ってしまう。Fold7に期待したいところだ。

バッテリー持ち

もう一点惜しいと思ったのはバッテリー持ちだ。Fold4や5と比べたら多少改善しているようには思えたがそれでもやはりバッテリー持ちが良いとは言えない。平均ちょい下ぐらいのバッテリー持ちだ。

上記のレビュー箇所でも書いたが使い方の工夫によって使用時間を大きく伸ばすことができるので、充電できる環境か否かで調整するのがオススメだ。

Galaxy Z Fold 6のバッテリーを長持ちさせるコツ
  • 省電力モードにする
  • パフォーマンスプロファイルを「ライト」にする
  • なるべく折り畳んだままサブディスプレイを使用する

Fold6においては薄型化・軽量化を優先したのだろう。まずは筐体としての物理的な使いやすさを一定の水準まで高めることが最優先でバッテリーやカメラの強化は後回しにしたと推測。

まとめ|抜群の安定感で安心して購入できる折り畳み機種

以上Galaxy Z Fold 6のレビューをしてきたが、まとめると「余計な心配をせずに安心して使える見た目がカッコいい折り畳みスマホ」というのが総評だ。今回で6世代目となったFoldシリーズはそれはそれは素晴らしい安定感で、筐体の完成度もソフトウェアの使い心地も最高の完成度に仕上がっている。

一方で他社の折りたたみスマホにあるような尖ったカメラやバッテリー性能は持ち合わせていないので、平均点の高く弱点の少ない優等生機種といった表現が適切だ。

私自身はFold4からの買い替えだったのだが、個人的に良いと思ったポイントはサブディスプレイの縦横比変更と軽量化だ。閉じた状態での「スマホ」としての使用感がかなり進化したと感じる。加えて本体が角ばったデザインになったことでディスプレイの4隅まで情報が表示されてスペックの数字よりも大きな改善になっていると感じている。

折り畳みスマホは一度手にするとやめられない。スマホとタブレットを1つのデバイスとして持ち歩く体験は本当に素晴らしい。まだ折り畳みスマホを使ったことがない方には是非一度使ってみてもらいたいと心から思っている。

そして25万円もする高級な端末だからこそ故障が心配になるものなのだが、この「Galaxy Z Fold 6」であればSamsungが6世代かけて進化させてきた究極の安定性を誇る折り畳みスマホを手にすることができる。初めての折りたたみスマホにこれほどまでに適したデバイスはない。

またFold6は歴代のシリーズから値上げはしておらず、色々な人に買ってもらうためにSamsungもかなり頑張っている。今やiPhoneシリーズも20万円を超えてきているのでスマホ+タブレットを買うと考えたら悪い買い物ではないと思う。

この記事を通じて折り畳みスマホの素晴らしい体験を手にする方が増えることを祈っている。参考になれば幸いだ。

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